今回から、英検準2級合格を目指す20回コラムを始めます。
準2級では、3級までの基礎に加えて、次の力がより重要になります。
- より長い英文を読む力
- 社会や日常生活に関する語彙
- 理由や具体例を詳しく説明する力
- 段落構成を意識して英作文を書く力
- 聞き取った内容を整理する力
- 自分の意見を英語で伝える力
3級で学んだ「正しい短文を書く力」を土台にして、準2級では内容を広げ、論理的に伝える力を身につけていきましょう。
1. 準2級で目指す力
英検準2級では、学校生活や日常生活だけでなく、環境、文化、健康、テクノロジーなど、少し幅広いテーマが扱われます。
例えば、次のような内容です。
- 環境を守る方法
- オンライン学習のよい点
- 外国の文化
- 健康的な生活
- ボランティア活動
- 新しい技術の利用
- 学校や地域の問題
そのため、単語を知っているだけでは十分ではありません。
「何について書かれているか」
「筆者は何を伝えたいのか」
「自分はなぜそう思うのか」
を考える必要があります。
2. 試験対策で意識する4つの力
準2級の学習では、次の4つをバランスよく伸ばします。
① 単語・熟語
長文やリスニングの内容を理解するための土台です。
単語は日本語訳だけでなく、次の点も一緒に覚えましょう。
- 発音
- 品詞
- 使い方
- 例文
- 似た意味や反対の意味
例えば、protectを覚えるときは、
protect the environment
環境を守る
のように、よく使われる組み合わせで覚えると効果的です。
② リーディング
準2級では、英文が長くなり、知らない単語も増えます。
すべての単語を日本語に訳そうとするのではなく、次の情報を探します。
- 話題
- 筆者の主張
- 理由
- 具体例
- 結果
- 逆接や対比
③ リスニング
聞こえた単語を一つずつ日本語に直すのではなく、話の流れを理解することが重要です。
特に、次の点に注目しましょう。
- 誰が話しているか
- 何について話しているか
- 問題や目的は何か
- 最後にどうなったか
- 話し手が何をする予定か
④ ライティング
準2級では、意見だけでなく、理由を説明し、具体的に展開する力が求められます。
3級のように短い理由を2つ書くだけでなく、
意見 → 理由 → 具体例・説明
という流れを意識します。
3. 3級ライティングとの違い
3級では、次のような基本構成を使いました。
I like A better.
First, it is fun.
Second, it is useful.
準2級では、理由をもう少し詳しく説明します。
I think students should read books every day.
First, reading books helps them learn new words. For example, they can learn words that are useful in school.
Second, reading is a good way to relax after studying.
準2級では、理由だけで終わらず、For exampleなどを使って説明を加えることが大切です。
4. これからの20回の学習内容
今後は、次の順番で学習を進めます。
- 準2級の試験内容と学習計画
- 準2級に必要な単語・熟語の覚え方
- 長文読解の基本
- 段落の要点をつかむ方法
- 接続語と文章の流れ
- 説明文の読み方
- 物語文の読み方
- リスニングの基本戦略
- 会話の聞き取り
- 長めの英文の聞き取り
- ライティングの基本構成
- 意見と理由の述べ方
- 理由を具体的に説明する方法
- 賛成・反対の表現
- 社会的なテーマへの対応
- 語彙・文法のミス対策
- 時間配分と解答手順
- リーディング・リスニングの実戦練習
- ライティングの模擬練習
- 総仕上げと自己採点
5. 3か月の学習計画
1か月目:基礎固め
最初の1か月は、単語・熟語と英文の構造を中心に学びます。
- 毎日単語を覚える
- 基本文法を復習する
- 短い英文を音読する
- 長文を段落ごとに読む
- 英語の音声を毎日聞く
この時期は、正解数だけを気にする必要はありません。分からなかった理由を確認することが大切です。
2か月目:問題形式に慣れる
2か月目は、実際の問題形式を意識します。
- 語句問題を解く
- 長文の設問を先に確認する
- リスニング問題を繰り返し聞く
- 英作文を週に数回書く
- 間違いを記録する
3か月目:実戦練習
最後の1か月は、本番と同じ時間を意識します。
- 過去問や模擬問題を解く
- 時間配分を確認する
- 苦手分野を集中して復習する
- 英作文を時間内に完成させる
- 解答後の見直しを習慣にする
6. 毎日の学習例
無理なく続けるために、短時間の学習を毎日積み重ねましょう。
30分学習する場合
- 単語・熟語:10分
- 長文または文法:10分
- リスニングまたは音読:10分
60分学習する場合
- 単語・熟語:15分
- リーディング:20分
- リスニング:15分
- ライティングまたは復習:10分
毎日すべてを完璧に行う必要はありません。忙しい日は、単語5分と音読5分だけでも構いません。
7. 準2級学習で大切なこと
準2級では、知らない単語や難しい英文に出会うことがあります。
そのときに、すぐにあきらめないことが重要です。
次の順番で考えましょう。
- 知っている単語を探す
- 接続語を確認する
- 前後の文から意味を推測する
- 段落全体の話題を考える
- 設問に関係する部分を探す
英文をすべて完璧に理解できなくても、問題を解くために必要な情報を見つけられれば大丈夫です。
今回のまとめ
準2級対策では、3級までの基礎を生かしながら、次の力を伸ばしていきます。
- 語彙を増やす
- 長い英文の流れをつかむ
- 聞いた内容を整理する
- 理由や具体例を詳しく説明する
- 時間内に解答を完成させる
まずは、毎日少しずつ英語に触れる習慣を作りましょう。
次回は、準2級合格の土台となる単語・熟語の覚え方と復習法について解説します。
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