すきま英語

第9回:リーディングの語彙問題を文脈から解く

英検2級の語彙問題では、知らない単語が選択肢に含まれることがあります。

すべての単語を完璧に覚えてから問題に取り組むのではなく、文の形や前後の意味を手がかりにして、答えを絞る練習も大切です。

1. 空所に入る品詞を考える

まず、空所の前後を見て、名詞・動詞・形容詞・副詞のどれが必要かを判断します。

The new machine is very ______.

very の後には、状態を表す形容詞が入りやすいと分かります。選択肢の意味があいまいでも、名詞や動詞を先に除外できる場合があります。

語尾も手がかりになります。

  • -tion, -ment:名詞のことが多い
  • -ful, -able, -ous:形容詞のことが多い
  • -ly:副詞のことが多い
  • -ize, -en:動詞のことが多い

ただし例外もあるため、語尾だけで決めず、文の形と合わせて考えましょう。

2. 文全体の意味から候補を絞る

空所の前後だけでなく、文全体を読んで、内容が肯定的なのか否定的なのかを確認します。

The road was covered with snow, so the driver moved very ______.

雪で道路が覆われているため、運転手は慎重に進んだ、という流れが自然です。so が原因と結果をつないでいることも判断の助けになります。

文中の次の表現にも注目しましょう。

  • because, since:理由
  • so, therefore:結果
  • but, however:対比
  • for example:具体例
  • although:予想と異なる内容

3. 単語の一部や語族を活用する

接頭辞や語根から意味を推測できる場合があります。

  • un-:否定・反対
  • re-:再び
  • pre-:前に
  • mis-:誤って
  • -less:~がない

また、知っている単語と同じ語族の語が選択肢にあれば、品詞の変化を考えます。

  • success(名詞)
  • successful(形容詞)
  • succeed(動詞)

語の一部から意味を推測するときは、文脈と矛盾しないかを必ず確認しましょう。

4. 選択肢を一つずつ消去する

答えを選ぶときは、最初に正解を決めつけず、不自然な選択肢を消していきます。

  1. 文法的に空所に入らない語を除く。
  2. 文の意味と反対になる語を除く。
  3. 熟語や単語の組み合わせとして不自然な語を除く。
  4. 残った語を文全体に当てはめて確認する。

意味が似た選択肢が並ぶ場合は、よく使われる組み合わせにも注意します。たとえば、ある動詞の後には特定の前置詞が続くことがあります。単語だけでなく、使われ方も一緒に覚えると、問題を解きやすくなります。

5. 解けなかった単語を復習に活かす

演習で間違えた語は、正解だけを確認して終わらせず、次の情報を記録しましょう。

  • 単語と品詞
  • 文中での意味
  • 一緒に使われていた語
  • 間違えた理由
  • 短い例文

復習では、単語の日本語訳を隠して思い出すだけでなく、例文の空所を埋める練習も行います。文の中で使い方を確認することで、別の問題でも思い出しやすくなります。

語彙問題では、知らない単語に出会っても、品詞・文脈・接続語・語の形を順に確認すれば、正解に近づけることがあります。

まずは根拠を使って選択肢を絞り、演習後に間違えた語を着実に復習しましょう。

次回は、英検2級のリスニング対策に進みます。

\英語学習を始めたいと感じた方へ/

ABOUT ME
マリリン
オーストラリアのメルボルン在住25年の英語講師、マリリンです。イギリスのロンドン、アメリカのロサンゼルスにも留学していました。英語学習、海外生活、異文化、いろんな情報を皆さんとシェアしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします!