長文の内容を正確につかむには、単語や文の意味だけでなく、文と文がどうつながっているかを読むことが大切です。
「なぜそうなったのか」「何が変わったのか」「前の内容と反対なのか」を整理すると、筆者の説明や主張が見えやすくなります。
1. 原因と結果を見分ける
原因と結果を示す表現には、次のようなものがあります。
- because(なぜなら~だから)
- since(~なので)
- because of(~のために)
- so(それで、そのため)
- therefore(したがって)
- as a result(その結果)
例:
The river was polluted because a factory released waste into it.
川は、工場が廃棄物を流したため汚染された。
原因は「工場が廃棄物を流したこと」、結果は「川が汚染されたこと」です。
because の後ろには通常、主語と動詞を含む文が続きます。一方、because of の後ろには名詞や名詞のまとまりが続きます。
The game was canceled because it rained.
The game was canceled because of the rain.
形の違いにも注意しましょう。
2. 対比や逆接を示す表現に注目する
前の内容と反対の情報や、予想と異なる結果を示す語も重要です。
- but(しかし)
- however(しかしながら)
- although(~だけれども)
- while(一方で)
- in contrast(対照的に)
例:
The new bus service is convenient. However, it is expensive.
「新しいバスは便利だ」という良い点の後に、「しかし、料金が高い」という別の面が示されています。逆接の後に、筆者が特に伝えたい問題や意外な情報が続くこともあります。
3. 追加・例示・言い換えを見つける
文章には、情報を付け加えたり、具体例を示したりする表現もあります。
- also(また)
- in addition(さらに)
- for example(例えば)
- such as(~など)
- in other words(言い換えると)
こうした語の後には、前に述べた内容を補う情報が続きます。例が出たときは、例そのものだけでなく、「その例は何を説明するために使われているのか」を考えましょう。
4. 順序や結論を示す表現を確認する
説明の順番や、筆者のまとめを示す語にも注目します。
- first(まず)
- next(次に)
- finally(最後に)
- in conclusion(結論として)
- therefore(したがって)
- as a result(その結果)
たとえば、手順を説明する文章では first や next が順序を示します。意見を述べる文章では、最後の段落に提案や結論が示されることがあります。
5. 接続語を見つけた後にすること
接続語を見つけたら、単語の意味だけを確認して終わらせず、前後の内容を比べます。
- 接続語に印をつける。
- 前後の文を短くまとめる。
- 「原因と結果」「対比」「追加」「例」「順序」のどれかを判断する。
- その関係が段落全体の主題とどう結びつくか考える。
この手順を続けると、長文の流れを一文ずつではなく、まとまりとして理解できるようになります。接続語を手がかりに、各文の役割と筆者の話の進め方をつかみましょう。
次回は、長文読解で時間を使いすぎないための読み方と時間配分を扱います。
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