すきま英語

第11回:会話問題で話者の意図と最終決定をつかむ

英検2級の会話問題では、話された単語を聞き取るだけでなく、話者が何を考え、最終的にどうすることにしたのかを理解することが大切です。

会話の途中で予定や意見が変わることもあるため、最初の提案だけで答えを決めないようにしましょう。

1. 会話の流れを意識する

会話は、次のような流れで進むことがあります。

  1. 状況や問題が示される
  2. 話者が希望や提案を述べる
  3. 相手が理由や別の案を出す
  4. 話者たちが最終的な行動を決める

「誰が何をしたいのか」「なぜその案を選ぶのか」「最後に何をするのか」を追うと、会話の要点を整理しやすくなります。

2. 提案と決定を区別する

会話の途中に出てきた案が、必ず実行されるとは限りません。

“We could take the bus.”
“That sounds good, but it takes too long.”
“Then let’s call a taxi.”

この場合、バスは提案されたものの、最終的にはタクシーを呼ぶことになっています。最初に聞こえた交通手段に飛びつかず、会話の最後まで聞きましょう。

3. 変更や結論の合図に注目する

予定の変更や最終決定を示す表現には、次のようなものがあります。

  • but, however:前の内容と対比・変更する
  • instead:別のものに変更する
  • actually:訂正や予定変更を示すことがある
  • then:その結果として次の行動を示すことがある
  • let’s …:提案や決定を示す
  • I’ll …:話者自身が行うことを示す

ただし、単語だけで判断せず、その後に続く内容も聞いて意味を確かめてください。

4. 話者の意図を考える

「何を言ったか」だけでなく、「なぜそう言ったのか」に注目すると、正解を選びやすくなります。

たとえば、話者がある案に賛成していても、その理由が「安いから」なのか「早く着くから」なのかで、設問の答えは異なります。

理由を表す because, since や、目的を表す to などが聞こえたら、直前の発言と結びつけて理解しましょう。

質問が理由を尋ねているときは、行動そのものではなく、その行動を選んだ理由を答えます。

5. 短いメモで情報を整理する

会話の内容が複雑なときは、文章ではなく短いメモを残します。

  • 最初の案:バス
  • 問題点:時間がかかる
  • 最終決定:タクシー

すべてを書き取ろうとせず、選択肢に関係する情報だけを記録しましょう。

特に、変更前と変更後を区別できると、途中の提案を最終決定と取り違えにくくなります。

6. 復習では「決定が変わった箇所」を探す

間違えた問題は、スクリプトを確認して次の点を振り返ります。

  • 最初の提案と最終決定を区別できていたか
  • 変更を示す表現を聞き取れたか
  • 話者がその案を選んだ理由を理解できたか
  • 設問が行動・理由・意図のどれを尋ねていたか

会話の流れを図にしたり、変更の前後を一言ずつ書き出したりすると、聞き逃したポイントが分かりやすくなります。

会話問題では、最初に出た情報よりも、話し合いの結果が答えに直結することがあります。話者の希望、相手の反応、変更の理由、最後の決定を順に追い、設問が求める情報に合わせて答えを選びましょう。

次回は、説明文やスピーチ形式のリスニングで要点を整理する方法に進みます。

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ABOUT ME
マリリン
オーストラリアのメルボルン在住25年の英語講師、マリリンです。イギリスのロンドン、アメリカのロサンゼルスにも留学していました。英語学習、海外生活、異文化、いろんな情報を皆さんとシェアしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします!