すきま英語

「ひとつ、よろしく。」

仕事柄なのか、よくこんな場面に出くわします。

「〇〇って、英語で何て言うの?」

先日はこんな具合でした。

「おかげ、って何て言うの?」

おかげ…。

聞くところによると、隣人がペットを預かってくれた”おかげで”彼らは旅行に行けたのだとか。

一番伝えたいことって何?と聞くと、”旅行に行けた”という事。

そこで、以下の提案をする。

”I could travel.”
(旅行に行けた。)
”Because the neighbours took care my pets.”
(ご近所さんがペットの世話をしてくれたから。)

しかし…。
ちょっと違うんだなと、首をひねられる。

「”おかげ”、って感じがしない。」

このように、日本語の奥ゆかしさをどう表現するかは、私にとって難題です。そんな折、こんな小話を聞き、安心しました。

あるレセプションで披露されたスピーチでの実話。

ある企業の社長さんが英語圏現地で大勢の聴衆を前に、スピーチをすることになりました。

もちろん、通訳が帯同しています。

ただ、この社長さん、どうしてもラストは自分の言葉で締めくくりたいと言い張ります。

何を言うのか一抹の不安を感じますが、頷くしかない通訳。

さて、スピーチも終盤。

満を持してにこやかに締めくくった社長さんの一言とは。

「ワン、プリーズ。」

ご満悦の表情で壇上を降りる社長さんに通訳が駆け寄ります。

「なんだ、君。通訳なのに分からんのかね。”ひとつ、よろしく”という意味だよ。」

吹き出して笑ったのもつかの間。

自分も、この社長さんと大して変わらないのでは…と思い返します。

そうだ。この間だって、「体内時計」という語彙が分からず「physical rhythm」と言ってしまい「ダンスを踊ることかと思った。」と大笑いされたばかり。

しかし、この奇妙な溝を埋めることが言語を学ぶ楽しさでもあるのでは、と思います。

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ABOUT ME
6歳NHKラジオ基礎英語→地元公民館の英会話教室→高校英語科→大学家政科→東南アジア放浪→教員16年(社・英・家庭)米国放浪(ボールルームダンス)→欧州放浪→語学教育研究&英会話講師。得意なレッスン→トピックトーク(海外Newsダイジェスト)・英検2次対策。

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