英検2級のリスニングでは、一語ずつ日本語に訳そうとするより、話の目的や流れをつかむことが大切です。
聞き取れない箇所があっても止まらず、次の情報に意識を戻しましょう。
1. 音声が流れる前に準備する
選択肢を先に読める場合は、内容を比べて「どこが違うか」を確認します。違いが時間なら時刻、行動なら動詞、理由なら because などの説明に注意して聞きます。
選択肢の表現から、会話の場面を予想するのも有効です。人名や場所、予定、問題点などを見つけたら、音声で確認するポイントとして意識しておきましょう。
2. 全部ではなく、必要な情報を聞く
聞き取りでは、次のような情報を意識します。
- 誰が話しているか
- 何について話しているか
- 何が起きたか
- 理由や目的は何か
- 最後に何を決めたか
数字、日時、場所、否定表現、提案への返事は、答えに関わりやすい情報です。
すべてをメモしようとせず、要点だけを短く書き留めましょう。
3. 話の流れを示す表現に注目する
接続語や言い直しは、話の展開をつかむ手がかりになります。
- but, however:対比や変更
- because:理由
- so:結果
- first, then, finally:順序
- actually:訂正や意外な情報
特に、最初の予定が会話の途中で変更されることがあります。
提案が出た時点で答えを決めず、会話の終わりまで聞いて、最終的な決定を確認しましょう。
4. 聞き取れない部分があっても流れを保つ
一語を聞き逃したからといって、その音を頭の中で追い続けると、次の重要な情報まで聞き逃してしまいます。
分からない部分があれば、前後の内容から大まかな意味を考え、すぐに話の現在位置へ戻ります。
選択肢に聞こえた単語が含まれていても、それだけで正解とは限りません。
音声中の単語をそのまま使った誤答もあり得るため、話全体の意味と一致するかを確認しましょう。
5. 復習は「聞き直す理由」を明確にする
問題を解いた後は、答え合わせだけで終わらせず、聞き取れなかった理由を分けて考えます。
- 知らない単語だった
- 発音や音のつながりが分からなかった
- 文の構造をつかめなかった
- 数字や否定表現を聞き逃した
- 話の途中の変更に気づかなかった
スクリプトで該当箇所を確認したら、音声をもう一度聞き、必要に応じて短い範囲で音読やリピーティングを行います。
聞こえなかった音と意味を結びつけることが、次の問題での聞き取りにつながります。
リスニングでは、聞き取れた単語の数だけでなく、話の目的・理由・結論をつかめたかが重要です。事前に選択肢を確認し、音声中の手がかりを拾い、最後まで聞いて判断する習慣をつけましょう。
次回は、会話形式の問題で話者の意図や最終決定を読み取る方法を扱います。
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