「しつこい」って英語で何て言う? annoyingだけじゃない!場面別の使い分け
日本語では、いろいろな場面で「しつこい」という言葉を使いますよね。
「何回も同じこと聞いてきて、しつこいなあ」
「断ってるのに、まだ誘ってくる。しつこい!」
「何度もメッセージが来て、ちょっとしつこい……」
「いつまでその話してるの?しつこいよ!」
ところが英語では、日本語の「しつこい」にそのまま当てはまる万能な単語があるわけではありません。
どんなふうに「しつこい」のかによって、表現を使い分けます。
今回は、日常会話で使いやすい「しつこい」の英語表現を見ていきましょう。
① persistent ― 何度も諦めずに続ける
persistent
「粘り強い」「しつこく続ける」
persist(続ける、固執する)から来ている形容詞です。
例えば、断っているのに何度も誘ってくる人なら、
He’s very persistent.
彼、かなりしつこいね。
He kept asking me out. He was really persistent.
彼、何度も私をデートに誘ってきたの。かなりしつこかった。
ただし、persistent は必ずしも悪い意味ではありません。
She’s persistent and never gives up.
彼女は粘り強くて、決して諦めない。
このように、「粘り強い」というポジティブな意味でも使えます。
そのため、単純に「うざいくらいしつこい!」と言いたいときには、persistent だけでは気持ちが十分に伝わらないこともあります。
② pushy ― 押しが強くてしつこい
人から何かを強く勧められたり、断っているのに押してきたりするときに非常に便利なのが、
pushy
です。
文字どおり、push(押す)してくる人というイメージです。
He’s being really pushy.
彼、かなりしつこいよ。
I already said no, but he keeps asking. He’s so pushy.
もう断ったのに、まだ何度も聞いてくるの。ほんとしつこい。
例えば、
「買うつもりはないと言っているのに店員さんがずっと勧めてくる」
「断っているのに何度もデートに誘ってくる」
「自分の意見を強引に押しつけてくる」
こんな「しつこさ」には pushy がよく合います。
③ annoying ― うっとうしい・イライラする
annoying は、
「うっとうしい」
「イライラさせる」
「うざい」
という意味です。
そのため、相手のしつこい行動にイライラしている場合には、
You’re being annoying.
しつこいよ。/うざいよ。
と言えます。
ポイントは、
You’re annoying.
ではなく、
You’re being annoying.
とすると、「あなたはうざい人だ」と人格そのものを批判する感じではなく、
「今のあなたの行動、ちょっとうざいよ」
というニュアンスになります。
Stop asking me the same question. You’re being annoying.
同じこと何度も聞かないで。しつこいよ。
④ clingy ― べったりしてしつこい
恋愛や人間関係でよく登場するのが、
clingy
です。
cling には「しがみつく」という意味があります。
そこから、
clingy = 人にべったりする、依存する、まとわりつく
という意味になります。
He’s too clingy.
彼、ちょっとべったりしすぎ。/しつこい。
She texts me all day. She’s getting a little clingy.
彼女、一日中メッセージしてくるんだ。ちょっとべったりしてきた。
単に「何度も連絡してくる」というだけでなく、
「常に一緒にいたがる」「常に連絡を取りたがる」
というタイプの「しつこさ」です。
⑤ won’t let it go ― いつまでもその話をやめない
これも会話ではとても便利です。
let it go
= それを手放す → その話・問題をもう放っておく
そのため、
He won’t let it go.
彼、その話をいつまでもやめない。
→ ほんとしつこい。
となります。
例えば、昔の失敗について何度も言ってくる人なら、
It happened months ago, but he still won’t let it go.
何か月も前のことなのに、彼まだその話してるの。ほんとしつこい。
相手に直接、
Just let it go!
もういいって!/もうその話やめなよ!
と言うこともできます。
⑥ keep ~ing ― 「何度も~する」でしつこさを表す
実は、「しつこい」を無理に一つの形容詞に訳さなくても、
keep + ~ing
を使うと、とても自然に表現できます。
He keeps asking me the same question.
彼、何度も同じこと聞いてくる。
She keeps messaging me.
彼女、何度もメッセージしてくる。
He keeps calling me.
彼、何度も電話してくる。
さらに、
He keeps messaging me. It’s getting annoying.
彼、何度もメッセージしてくるの。だんだんしつこくなってきた。
のように annoying と組み合わせると、「しつこくて嫌になってきた」という気持ちまで伝えられます。
⑦ Give it a rest! ― 「もういいって!」
相手に直接「しつこい!」と言いたいときに使える口語表現です。
Give it a rest!
直訳すると「それを休ませて」ですが、実際には、
「もういいって!」
「いい加減にして!」
「その話もうやめて!」
という意味になります。
A: Are you sure you don’t want to come? Come on! You should come!
本当に来たくないの?来なよ!絶対来たほうがいいって!
B: Give it a rest! I already said no.
もういいって!もう行かないって言ったでしょ。
かなりカジュアルな表現なので、親しい人との会話などで使います。
「しつこい」は英語では状況を見て選ぼう!
日本語では一言で「しつこい」と言えてしまいますが、英語では「何がしつこいのか」を考えると表現を選びやすくなります。
persistent
→ 諦めず何度も続ける、粘り強い
pushy
→ 押しが強くてしつこい
annoying
→ うっとうしい、イライラする
clingy
→ べったりしてしつこい
won’t let it go
→ いつまでも同じことにこだわる
keep ~ing
→ 何度も~する
Give it a rest!
→ もういいって!/しつこいよ!
例えば、
「断っているのに何度も誘ってくる」
なら pushy / persistent、
「同じ話をいつまでもする」
なら won’t let it go、
「何度もメッセージしてきてうっとうしい」
なら keeps messaging me / annoying、
「恋人がずっとべったりしてくる」
なら clingy。
このように、日本語をそのまま英単語に置き換えるのではなく、
「この人は、どんなふうにしつこいんだろう?」
と考えてみると、より自然な英語表現が選べるようになります。
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