「観客が少なかった」は There weren’t many audience. じゃない? audience の正しい使い方
英語で「観客があまりいなかった」と言いたいとき、
There weren’t many audience.
と言いたくなる方も多いのではないでしょうか。
日本語では「観客がたくさんいた」「観客が少なかった」と人数として考えるため、many audience と言えそうな気がしますよね。
しかし、英語ではこの言い方は自然ではありません。
今回は、意外と間違いやすい audience の使い方と、「観客が多い・少ない」「観客の反応がよかった」など、会話で使える表現をまとめてご紹介します。
★ audience とは?
audience は「観客・聴衆」という意味ですが、基本的には観客一人ひとりではなく、観客全体をひとつの集団として捉える単語です。
たとえば、
The audience was very quiet.
観客はとても静かでした。
The audience enjoyed the show.
観客はそのショーを楽しみました。
このように、観客全体をひとまとまりとして表します。
そのため、
❌ There weren’t many audience.
とは通常言いません。
「観客があまりいなかった」と人数について言いたい場合は、people in the audience を使うことができます。
⭕ There weren’t many people in the audience.
観客はあまり多くいませんでした。
★「観客が少なかった」のいろいろな言い方
「観客が少なかった」は、英語ではいくつかの言い方ができます。
① There weren’t many people in the audience.
There weren’t many people in the audience.
観客はあまり多くいませんでした。
人数そのものに注目した、とても分かりやすい表現です。
② The audience was small.
The audience was small.
観客は少なかったです。
英語では、
a small audience
少ない観客・小規模な観客
a large audience
大勢の観客
のように表現できます。
日本語では「観客が小さい」とは言わないので、ここは日本人学習者にとって少し感覚が違うところですね。
③ We had a small audience.
We had a small audience.
観客は少なかったです。
イベントや発表会などについて話しているときに、とても使いやすい表現です。
We had a pretty small audience yesterday.
昨日は観客がかなり少なかったです。
④ There wasn’t much of an audience.
There wasn’t much of an audience.
あまり観客はいませんでした。
こちらも会話で使える表現です。
not much of a ~ には「大した~ではない」「十分な~ではない」というニュアンスがあります。
★「観客が多かった」は?
反対に「観客がたくさんいた」と言いたい場合も、many audience とは言いません。
⭕ There were a lot of people in the audience.
観客がたくさんいました。
⭕ There was a large audience.
大勢の観客がいました。
⭕ We had a large audience.
たくさんの観客が来てくれました。
また、少しフォーマルな表現では、
The event attracted a large audience.
そのイベントには大勢の観客が集まりました。
The concert drew a large audience.
そのコンサートは大勢の観客を集めました。
のように attract / draw an audience も使えます。
★ 観客の人数を具体的に言いたい場合
具体的な人数を言う場合は、
There were about 200 people in the audience.
観客は200人ほどいました。
と言えます。
もうひとつ覚えておきたいのが、
an audience of + 人数
という形です。
We had an audience of about 200.
約200人の観客がいました。
The event drew an audience of over 1,000.
そのイベントには1,000人以上の観客が集まりました。
★ audience / spectator / viewer の違い
日本語ではすべて「観客」「視聴者」と訳せる場合がありますが、英語では場面によって単語を使い分けます。
| 単語 | 意味・イメージ | よく使う場面 |
|---|---|---|
| audience | 観客・聴衆という集団 | 映画、劇、コンサート、講演など |
| spectator | 観戦者・見物人 | スポーツ、競技、イベントなど |
| viewer | 視聴者 | テレビ、動画、YouTubeなど |
| listener | 聞き手・リスナー | ラジオ、Podcast、話など |
| reader | 読者 | 本、新聞、ブログなど |
たとえば、スポーツの試合なら、
There were thousands of spectators at the stadium.
スタジアムには何千人もの観客がいました。
テレビ番組なら、
The program attracted millions of viewers.
その番組は何百万人もの視聴者を集めました。
となります。
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