すきま英語

第2回 英検3級合格に必要な英単語の覚え方

最初は単語から

英検3級の対策を始めるとき、多くの学習者が最初に取り組むのが英単語です。
単語の意味が分からなければ、問題文を読んだり、リスニングの内容を理解したりすることが難しくなります。
また、英作文や面接でも、知っている単語が多いほど、自分の考えを表現しやすくなります。

しかし、「単語を覚えるのが苦手」「何度勉強しても忘れてしまう」と感じている人も少なくありません。
単語学習では、一度で完璧に覚えようとするよりも、何度も繰り返して、少しずつ記憶に定着させることが大切です。

今回は、英検3級に向けた英単語の選び方と、効率的な覚え方を紹介します。

英検3級ではどのような単語が出る?

英検3級では、学校生活や家庭、休日、買い物、旅行、天気、食べ物、スポーツなど、日常生活に関する単語が多く出題されます。

たとえば、次のような分野の単語です。

  • 家族や人:parent、child、friend、student
  • 学校:class、subject、 homework、library
  • 日常生活:morning、weekend、visit、clean
  • 食べ物:breakfast、lunch、vegetable、delicious
  • 場所:station、hospital、museum、restaurant
  • 天気や季節:sunny、rainy、spring、winter
  • 感情や状態:happy、tired、interesting、difficult

単語を覚えるときは、単語帳に載っている順番にこだわる必要はありません。自分が苦手な分野や、過去問で何度も見かける単語を優先すると、効率よく学習できます。

単語帳は一冊に絞る

英検対策を始めると、いくつもの単語帳を使いたくなるかもしれません。しかし、複数の教材を少しずつ使うよりも、まずは一冊を繰り返す方が効果的です。

単語帳を選ぶときは、次の点を確認しましょう。

  • 英検3級向けである
  • 例文が載っている
  • 音声を聞くことができる
  • 自分にとって見やすい
  • 持ち運びやすく、毎日使える

教材選びで迷った場合は、最初のページから10〜20語ほど確認してみましょう。
すでに知っている単語が多すぎたり、反対に難しすぎたりする場合は、自分のレベルに合っていない可能性があります。

一冊を選んだら、途中で別の教材に変えすぎないようにしましょう。大切なのは教材の数ではなく、繰り返し学習する回数です。

最初から完璧に覚えようとしない

単語を覚えるときの大きな失敗は、一度に完璧に覚えようとすることです。たとえば、1時間かけて10個の単語を覚えようとすると、時間がかかるうえ、翌日にはかなり忘れてしまうことがあります。

最初は、単語を見て意味が分かる程度で十分です。分からない単語に長時間悩むのではなく、テンポよく進めましょう。

おすすめの方法は、単語を次の3段階に分けることです。

  1. すぐに意味が分かる単語
  2. 少し考えると意味が分かる単語
  3. 意味が分からない単語

最初の学習では、3の単語に印をつけます。次に、印のついた単語だけを復習します。すべての単語を同じ時間勉強するよりも、苦手な単語に時間を使う方が効率的です。

目で見るだけでなく、声に出す

英単語は、目で見るだけでなく、声に出して覚えましょう。発音しながら覚えると、リーディングだけでなく、リスニングやスピーキングにも役立ちます。

たとえば、次のように練習します。

  1. 英単語を見る
  2. 日本語の意味を確認する
  3. 音声を聞く
  4. 音声の後について発音する
  5. 例文を声に出して読む

「visit=訪れる」と単語だけで覚えるのではなく、

”I visited my grandmother last Sunday.”

のように、例文と一緒に音読してみましょう。単語が実際の文の中でどのように使われるのかが分かり、記憶にも残りやすくなります。

日本語訳だけで覚えない

単語帳では、多くの場合、英単語の横に日本語訳が書かれています。日本語訳を覚えることは必要ですが、それだけでは十分ではありません。

たとえば、watchという単語には「見る」という意味がありますが、テレビや試合などを見るときに使われることが多い単語です。一方、映画館で映画を見る場合は、seeを使うことがあります。

このように、単語は日本語訳だけでなく、使われる場面や一緒に使われる語句も覚えると、問題に対応しやすくなります。

  • watch TV
  • play soccer
  • listen to music
  • go shopping
  • take a picture

このようなまとまりを「かたまり」として覚えると、英作文や会話でもすぐに使えるようになります。

1日に覚える単語数の目安

学習する単語数は、現在の英語力や試験までの期間によって変わります。無理なく続けられる量を設定しましょう。

試験まで3か月以上ある場合

1日10〜20語を目安にします。覚えた単語を翌日以降に復習しながら、少しずつ進めます。

試験まで1〜2か月の場合

1日20〜30語ほど確認し、短期間で一周することを目指します。その後、苦手な単語を重点的に復習します。

試験まで1か月未満の場合

新しい単語を増やしすぎず、過去問や問題集でよく出る単語を優先しましょう。今までに学習した単語を確実にすることが重要です。

単語数はあくまで目安です。毎日100語を一度だけ勉強するより、30語を何度も復習する方が効果的な場合もあります。

朝と夜に分けて学習する

単語学習は、一度にまとめて行うよりも、時間を分けると続けやすくなります。

たとえば、次のような方法があります。

  • 朝:新しい単語を10個確認する
  • 昼:すき間時間に単語を見直す
  • 夜:朝の単語をテストする

通学中や休憩時間に単語帳を見るのもよいでしょう。ただし、単語帳を眺めるだけにならないように、必ず意味を思い出す時間を作ってください。

英単語を見て日本語の意味を言う練習だけでなく、日本語を見て英単語を言う練習も行いましょう。英作文や面接では、日本語の考えを英語に変える力が必要になるためです。

覚えた単語を確認するテスト

学習の最後には、必ず自分でテストをしましょう。単語帳を見て「分かったつもり」になっていても、隠してみると思い出せないことがあります。

テストの方法は簡単です。

  • 英語を見て、日本語の意味を答える
  • 日本語を見て、英語を答える
  • 例文の空所に単語を入れる
  • 音声を聞いて、意味を答える
  • 単語を使って短い英文を作る

間違えた単語には印をつけて、翌日もう一度確認しましょう。間違えることは悪いことではありません。間違えた単語こそ、これから覚えれば得点につながる大切な単語です。

今日からできる単語学習メニュー

まずは、次の15分メニューを試してみましょう。

5分目:新しい単語を確認する

単語を10個選び、意味と発音を確認します。例文も一度音読しましょう。

5分目:隠して思い出す

単語帳の日本語訳を隠し、意味を思い出します。次に、英単語を隠して、日本語から英語を思い出します。

5分目:苦手な単語を復習する

間違えた単語だけをもう一度確認します。できれば、例文を声に出して読みましょう。

この学習を毎日続けるだけでも、英検3級に必要な語彙力は少しずつ高まります。

今回のまとめ

英検3級の英単語学習では、たくさんの教材を使うことよりも、一冊の単語帳を繰り返し使うことが大切です。

今回のポイントを確認しましょう。

  • 英検3級では身近な生活に関する単語が多く出る
  • 単語帳は一冊に絞って繰り返す
  • 最初から完璧に覚えようとしない
  • 発音や例文と一緒に覚える
  • 覚えたかどうかを必ずテストする
  • 毎日少しずつ学習を続ける

単語は、一度覚えただけで完全に定着するものではありません。忘れてしまっても、何度も復習すれば大丈夫です。次回は、覚えた英単語を長期記憶に定着させるための「効果的な復習法」について解説します。

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ABOUT ME
マリリン
オーストラリアのメルボルン在住25年の英語講師、マリリンです。イギリスのロンドン、アメリカのロサンゼルスにも留学していました。英語学習、海外生活、異文化、いろんな情報を皆さんとシェアしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします!