「grow out of ~」の本当の意味
― 人は“やめる”のではなく“卒業する” ―
子どもがぬいぐるみに夢中になる時期。
反抗期。
変な口癖。
ちょっと痛いファッション。
時間が経つと、自然にやらなくなることってありますよね。
英語ではそれを、こう言います。
grow out of ~
■ 基本の意味
grow out of ~
👉(子供じみた行為・習慣)から脱する
👉(悪癖)をやめる
👉 成長して~を卒業する
英英定義
if someone grows out of something, they stop doing it as they get older
ポイントはここ。
👉 as they get older
= 年齢を重ねるにつれて自然にやめる
つまり「無理にやめる」のではなく、
成長の結果として離れていく というニュアンス。
■ 例文① 子どものケース
My daughter was obsessed with dolls at one point, but she grew out of them very quickly.
私の娘は一時期人形に夢中だったが、すぐに遊ばなくなった。
ここでは「飽きた」というより、
👉 成長して興味が変わった
というイメージです。
■ 例文② 思春期・性格の変化
He finally seems to be growing out of his rebellious phase.
彼はやっと反抗期から抜け出てきたようだね。
“rebellious phase” は「反抗期」。
grow out of を使うことで、
❌ 無理やり直した
❌ 抑え込まれた
ではなく、
👉 時間と共に落ち着いてきた
という自然な変化を表します。
■ なぜ “grow” を使うの?
ここが面白い。
英語では
- grow tired(疲れてくる)
- grow old(年を取る)
のように、
grow = 状態が変化していく
という動きがあります。
そして
grow out of ~
= 成長して“その状態の外に出る”
つまり、
👉 以前の自分をサイズアウトする
という感覚。
子どもが服を着られなくなるイメージに近い。
■ 「やめる」との違い
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| quit | 意志的にやめる |
| stop | 行為を止める |
| give up | 諦める |
| grow out of | 成長して自然に離れる |
grow out of は
責めるニュアンスがない。
だから親が子どもについて言う時によく使われます。
Don’t worry. He’ll grow out of it.
大丈夫、そのうち落ち着くよ。
この一言、すごく優しい。
■ 大人にも使える?
実は使えます。
- I grew out of my jealousy.
- I grew out of my need for attention.
- I grew out of toxic relationships.
「成熟した」という意味合いで使えます。
ただし、自分について使うときは少し内省的な響きがあります。
■ まとめ
grow out of は
✔ 単なる「やめる」ではない
✔ 無理にやめるわけでもない
✔ 成長の結果、自然に離れる
英語は“行為”よりも“変化のプロセス”を表す言語。
だからこそ、
He grew out of it.
には、
時間と成長の物語が含まれています。
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