TOEIC対策講師インタビュー
TOEIC対策講師インタビュー 第6回:Tak先生
TOEIC®L&R対策が得意な講師10名にインタビューしました!
第6回はTak先生にお話を聞きました。
Q. 先生の考えるTOEICスコアアップのメリットは何ですか?
英語力というものは目に見えて自分が成長をしていることをなかなか実感できないことが多いのではないでしょうか。特に自分の英語力に伸びを感じないときには「英語をやっても無駄なのかもしれない。」「自分には英語の才能がないのかもしれない。」ってなってしまうことが多いですよね。そんな時にTOEICのスコアが客観的なバロメーターになるかと思います。ですので、TOEICのスコアアップは英語のモチベ―ションをあげてくれるカンフル剤になるでしょう。
Q. TOEICスコアアップのためにどのくらいの学習が必要ですか?
このように書いてしまうと身もふたもないのですが、「英語学習をやれればやれるだけスコアはアップする。」というのがこの質問の答えのように思います。これは何事もそうですよね。何かを得意になりたいというのであれば、それに時間をかけて取り組むことがカギになります。ただ、それを望む姿勢がネガティブだとどれだけ時間を割いても点数アップにはつながらないのかもしれないなとも最近は思っています。自分が「学びたい、勉強をしたい!」と思える気持ちが得点アップにもつながるように思います。ですので、英語を勉強することに対してやる気が出た時には一生懸命にやって、気分が落ち込んできたらやめるというのをすると良いでしょう。そして、その楽しく学習する時間を段々長くなっていけばスコアも上がっていくと思いますよ。
Q. 先生がご自身でも行っている効率的なTOEIC学習方法は?
僕が思うにTOEIC テストはあくまでも自分の英語力を測るツールだと思うので、TOEICに特化した問題を毎日するよりかは英語でネットニュースや児童書を読んだり、英語をしゃべる好きなユーチューバーのチャンネルを聞いたり、見たりすることでご自身の英語力の底上げをしていくのが大事でしょう。基礎力の土台が大きくなればなるほど、TOEICの問題に対して対処しやすくなります。その中で1日だけTOEICの練習問題をする日があれば十分です。とはいっても、TOEICの問題対策をせずにぶっつけ本番ではいい点数は取れませんよね。ですので、テストを受ける1か月前からは模試問題を週に1度はフルスケールでやるというのがいいと思います。TOEICというテストは僕が思うに単に英語力のテストではないと思うのです。英語力と時間配分能力。この2つがうまく連動しないと良い点数は取れません。ですので、週1回、本番さながらの模試を自宅ですることで各パートでどのくらいの時間配分で問題を解ければ最後の問題までたどり着けるのかを自分の身に教え込むことが大事になってきます。ただこれはテスト1か月からで十分です。
Q. TOEICの試験勉強に向けてのモチベーション対策はありますか?
特にないです。英語は楽しみながら勉強するのが大事です。ですので、モチベーションが上がらないようでしたらそのような日にはTOEICの勉強はせずに好きな英語の歌を歌詞を見ながら歌ったり、好きな映画を日本語字幕なしで英語音声だけで見て、「今日も英語の勉強頑張った!」と言って眠りにつくのがよいでしょう。
Q. TOEIC受講者のよくあるお悩みとその対策方法は?
「時間内に終わらなかった。」というのが圧倒的だと思います。ですのでその対策は前にも書いたように1か月前から週1回は自宅でフルテストをするという事です。*他にあるのは「語彙が少ないから増やしたい」というものあります。ですが、語彙が増えないのは単純にその単語たちに触れる機会が少ないので覚えても数日で忘れてしまうのです。単語帳をしても数日後にはその単語は頭の中から消えているのがほとんどでしょう。ですので、テスト直前2日前にTOEIC頻出単語をざっと目を通すのは意味があるとは思いますが、毎日何回も単語を書いて覚えるとか、フラッシュカード何十回もするは基本的に意味がないかなと僕は思っています。語彙はどれだけ英語の文章を読むかで決まります。そうするとわからない単語があっても「多分この単語の意味は、いい意味だな。」とか、「これは多分何かの素材を表すのだろう。」という推測力が身につきます。そうすれば自然と語彙も増えるでしょう。
Q. TOEICのスコアアップによって、その後何か良かったことはありますか?
会社や大学などでTOEICが受験や就職の際に優位になるようなのでそこは良い点かなとは思います。また、自分のスコアが上がると自分のモチベーションも上がりますよね。ですので、そこが利点だと思います。*ただ1つだけ気を付けて欲しいのが、TOEICの点数を気にするあまりにTOEIC対策の勉強だけをして、一般的な英語の基礎力(会話力、英作文能力、文構成能力など)に力を注いでいない人が多くいます。それの人たちは実際に800点900点と良い点数を出すのですが、その後に苦しみが待っているように思うのです。この様に高得点を取ると周りは、「その点数を取るのであれば英語がペラペラなのだろう。」と推測してきます。そうしますと、実際には喋れなかったり、英語を上手く使えなかったりで「点数は高いけど、英語できない人」というレッテルをその青とで貼られたりします。またはそれを知られるのが怖くて「英語お喋り恐怖症」に陥る人を数多くいます。ですので、TOEICはあくまでも今ある自分の英語力の基準値だと思いながら受けてもらいたいと思います。
Q. 最後に先生のレッスンではどのようなレッスンをされていますか?
上記の回答を見てもらえばわかると思いますが、僕はTOEICはあくまでも自分の英語の基準を知るための道具としてしかみていません。ですのでTOEICのリスニングを強化したいという人にはTOEICの問題ではなく、ネイティブのドラマ、またはアニメの1部分のリスニングを聞いてもらってそこからわかったことをしゃべってもらったり、質問に答えてもらったりしています。文法が苦手な人には文法の成り立ちをお伝えする授業をしますし、リーディングが苦手な人にはその人のレベルにあった面白いニュース記事などを選んでそのことについて話し合ったり、その中の文法表現などのお伝えしています。*もちろん、お自身がTOEICの問題がしたいという方もいらっしゃいます。そのような方には事前に問題を送ってもらい、一緒に問題を解いていく、または解き方のコツなどを教えています。*その他ですと、TOEICの時間配分の方法や、セクションごとの解き方、時間をかける問題なのか捨てる問題なのかの見極め方をお伝えすることもあります。
Tak 先生ありがとうございました!
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10名もの講師の方々にインタビューに協力いただきました。
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