突然ですが英検1級やTOEIC満点は、実際の英語力で言うとどれくらいだと想像されますか?
ネイティブレベル?
いや、ネイティブでも達成できない人もいるのだから、英語力とは実は無関係なのでは?
そんなふうにお考えの方も多いのではないかと思われます。
私はどちらも的を射ていないと思います。
みなさん、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)をご存知ですか?CEFRとは、英語力を下から順にA1,A2,B1,B2,C1,C2の6段階に分けて示す国際的な指標で、実際に日本の学校教育の現場でも、英語力の目標設定や到達度の確認に使われています。文部科学省の「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」によると、英検1級やTOEICは仮に満点を獲得してもCEFRの上から2番目のC1止まりとされています。世界123ヶ国の国民の平均的な第二言語としての英語力を調査したEF English Proficiency Indexによれば、C1に相当する「Very High Proficiency」を達成した国はオランダやドイツやポーランドをはじめ15カ国あります。これは英語専門職やエリートの平均値ではなく、一般的な国民の平均値です。つまり「英検1級」や「TOEIC満点」レベルの英語話者は、これら15ヶ国では平均的なレベルに過ぎないのです。
私も実体験からこの事実を痛感しました。私は、英語を使ってまともに人と話したことがない状態から、スピーキングを1ヶ月練習して、2020年度第3回にて初回受験で英検1級に合格することができました。もちろん、スピーキング以外の技能(発音を含む)はそれ以前に勉強していて、十分に合格水準であったことが大きな要因ですが、とはいえ、人と英語で話したことがなほとんどない人間が1ヶ月対策するだけで合格できる試験が、ネイティブレベルの技能を保証する資格とは到底思えませんでした。
TOEIC L&Rも初回受験で990点を全問正解(Abilities Measuredの全項目が100%)で達成しましたが、対策は公式問題集のテストを2回分解いただけでした。TOEICはネイティブでも満点が難しいと言いますが、それは試験慣れをしていなかったり、集中力が切れてしまうと言ったことが原因で、問われる文法や語彙や表現はむしろ易しいものが多く、ネイティブにとっては当然正解できる問題ばかりです。もちろん、満点を取れると言うのは一定の英語力があると言う証明にはなりますが、それはどちらかと言うと、簡単な文法を正確に使うことができ、さらに集中力がある、という証明に近いものだと感じました。
英検1級とTOEICに共通するのは、「高得点帯の受験者は一定程度の英語力があることは保証されるが、英語学習者最高レベルの卓越した英語力は保証されない」ということだと思います。私の肌感覚でいえば、英検1級やTOEIC満点付近は、ネイティブの中学生、高校生レベルであって、大学生や社会人レベルではないと感じます。これは、学術やビジネスの文脈で、ある程度不自由なく会話を続けられるレベルですが、不正確な表現やわかりにくい表現、シチュエーションにそぐわない表現を使ってしまったり、相手の理解力に頼ってしまうなどの問題が頻繁に生じるレベルだと感じます。例えるなら、英検1級やTOEIC満点付近は英語学習における運転免許証なようなものです。つまり、運転が上手い人は必ず持っているが、持っていても運転が上手いとは言えないと言うことです。
それでは、英検1級やTOEIC満点より高い英語技能を測定する検定試験はないのでしょうか?先ほどの文部科学省の対照表では、英検1級やTOEIC満点はC1評価止まりとのことでした。これよりも上位のC2評価に相当する英語試験はIELTS8.5~9.0とCambridge English C2 Proficiencyの2つのみになります。私は今までさまざまな英語試験を受けてきましたが、その中でも難易度が頭ひとつ抜けていると感じたのは、ケンブリッジ英検とも呼ばれるCambridge English C2 Proficiency (CPE)です。私は直近の試験でPass at Grade B, Overall Score 215, CEFR Level C2を獲得しています。Overall Score 200〜230がC2評価に相当しますが、Grade B, OA 215というのは、この試験に余裕をもって合格したことを示しています。Cambridge English Scale では209以上がIELTS 9.0相当帯とされているので、これはIELTS 9.0と同等かそれ以上の英語力の証明になります。また、Cambridge English C2 Proficiencyでは、CEFR評価がReading, Use of English, Writing, Listening, Speakingの5項目についてそれぞれ算出されますが、私は全項目についてC2評価を獲得しており、技能の得意不得意の差が少なく、全体的に高度な英語力を持ち合わせているという証明になります。
ここまで見れば、私は日本人トップレベルの英語力を持ち合わせていると言っても過言ではないでしょう。しかし、それでもなお私が学習を続ける理由は、私が目指す理想の教師像が「自分が生徒だったらこの人から授業を受けたいと思える人」だからです。まだまだ自分には足りない部分がたくさんあるし、生徒には間違った知識や、正しいけど不自然な表現は教えたくない。そう言った気持ちが、私が今も日々英語の勉強を続けるモチベーションになっています。
英語学習に終わりはありません。その長い道のりの中で、諦めそうになってしまうことや、挫けそうになってしまうこともあるかと思います。そんな時、一緒に頑張ってくれる人がいれば1人で頑張るよりも効率的で、何より心強いはずです。私がそのような良き伴走者になれたとしたら、これほど嬉しいことはありません。
【資格と主な成績】
・Cambridge English C2 Proficiency 全項目C2評価で合格 Overall Score 215 Grade B
・英検1級 R100% L96% 英作文100% 要約91% S88% (素点比) 発音満点 日本英語検定協会奨励賞受賞 県内受験者上位1%で合格
・TOEIC L&R スコア990を初回受験時に全問正解(Abilities Measuredの全項目が100%)にて達成
・英単語検定1級 2024年の難化以降の合格 自己採点99/100
・京大入試オープン英語 110/150(内訳:Ⅰ. 44/50 Ⅱ. 21/50 Ⅲ. 20/25 Ⅳ. 25/25) 偏差値68.4 順位67/6194
【経歴・経験】
英語指導5年以上
英検1級対策3年以上
京都大学英語対策1年以上
| 日本語 | 問題なく会話が可能 |
|---|---|
| 性別 | 男性 |
| 血液型 | A型 |
| 誕生日 | 1998年06月12日(金) 27歳 |
| 学習タイプ | 🐱 気ままネコ |
| 興味のある事 |
|
| 英検対応級 |
|
| レッスン時間帯 |
|
| 対応年齢 |
|