「柔軟剤としての仮定法」と、「精神安定剤としての小ネタ」で一段上のビジネス英会話力を目指しましょう!
★自己紹介
2025年7月からWorld Talkの講師デビューしましたゆうじと申します。よろしくお願いいたします。
資格・免許等
上智大学外国語学部英語学科卒業
TOEIC985点、英検1級、ドイツ語検定2級、フランス語検定2級
経歴
大手都市銀行、大手電機メーカー及び大手電子部品メーカーに勤務。うち通算16年にわたり欧州(ロンドン11年、アムステルダム5年)に駐在し、直近の10年は欧州駐在IR(Investor Relations、投資家向け広報)オフィサーとして最前線である欧州の主要都市(ロンドン・パリ・ジュネーブ・チューリッヒ・フランクフルト等)の投資家とのIR面談を英語で行ってきました。私自身帰国子女でもなんでもなく、外国人と話したのは(英語はおろか日本語でも)大学入学後初めてというところからのスタートであり、また現在ドイツ語会話をオンラインで学習中なので、語学学習の苦労も現在進行形で痛感しており、皆さんの気持ちに寄り添えるのではないかと思います。
趣味
アコギ弾き語り・テニス
★レッスン内容(ビジネス英語・日常会話)
欧州投資家とのIR面談を行う中で、日本人business personの英語も良く耳にしていたのですが、多くの中級者レベルの方がもったいないと思っていたことが2つあります。レッスン内容もこの2つがきっかけになっているのですが、それは以下の通りです。
1.英語がぶっきらぼうな感じになっていて、Respectful Englishになっていない
日本人そのものに対する海外の評価は「Respectfulであり、Indirect(良くも悪くもではありますが)」というのが一般的かと思いますが、多くの日本人の中級者レベルの方の英語がぶっきらぼうになっていて、日本人に対する評価と正反対になってしまっています。日本語で言うと敬語無しに話している感じですね。英語は敬語という言い方ではありませんが、「仮定法(受験英語では難しいイメージになっているかと思います)」が、表現を柔らかくする「柔軟剤」のような役割を負っています。中級者の方でこの仮定法を使っている方はほとんどいませんでした。
例えばThat would be nice.とwouldを入れることで、「そんなことができるなら良いね」的な感じになるわけで、これがThat’s nice.だともっと直線的になります。仮定法は色でいうと「原色」に対する「中間色」のようなもので、使いすぎるとあいまいさも出てきてしまいますが、「適度に」混ぜることによって一気にRespectful Englishに近づいていけると思います。レッスンではこうした仮定法等を使いながら「大人として相手への配慮、親しみやすさ、ユーモア、そして自分らしさを交えながら自分の意見を簡潔かつ論理的に行えること」を目指して行きたいと思います。
2.能動的に情報を英語で発信する「小ネタ(英語ではgo-to small talkと言います)」を持ち合わせていない
これはそもそも英語以前の話と言えばそうなのですが、英会話が単に練習ではなく、実際の英語話者との会話ということであれば、多くのケースで彼らは言いたいことを遠慮なくどんどん話してくるので、多くの日本人が単に相槌を打つだけになっているのも良く見かけてきました。この時、「小ネタ」を持っていることが重要で、これは別に爆笑がとれるネタとかそんな必要はなく(取れる人はもちろん素晴らしいです!)、これは例えば自己紹介でもどんな食べ物が好きとかでもなんでも良いのですが、これを言うとたいてい相手から”Why?”と聞かれるので(別に意地悪で聞くわけではなく、純粋に理由を知りたがる)、これに対してもっともらしいことを言えると会話が弾んでいくというわけです。この時、当然のことですが人によっては自分のことをあまり語りたくない方もいると思います。そういう方にとっても英語話者の人に「何をどう、どこまで話すか」をまずは決めておくと安心だということもあります。もちろん意気投合した相手にはどんどん気兼ねなく話せば良いわけですが、こうした「英語の小ネタ」の内容と表現を普段から磨いておくと、会話に詰まった時や自分が話すタイミングの時にこれを披露することで会話が流れていくわけで、この「小ネタ」は一種の精神安定剤になります。「小ネタ」を多く持っていればいるほど気持ちに余裕ができ、「小ネタ」を話しているうちに次に言うことを考える余裕も生まれます。
この意味でロールプレイングの英会話に私がやや懐疑的なのは、「個人情報を一切出したくない人」や「俳優で他人になる訓練が必要な人」を除けば、自分が誰かと話す時はまず自分が言いそうなことしか言わないわけで、それがその人の個性であり、それをまさに相手は聞きたいわけで、なのであくまで「自分独自の小ネタ」を磨くのが一番の近道だと考えます。ちなみに、「自分が用意した小ネタだけしか話せなくなるのでは?」という危惧についてはそんなことはなく、用意した小ネタの単語を入れ替えるだけで、違う話にも応用が効きます。
なお、英語の聞き取りが難しいという方もいるかと思います。これはもちろん色々な改善方法があるわけですが、上記の磨き上げた「英語の小ネタ」を、その生徒さんとしては可能な限りネイティブに近い発音で何度も何度も練習しておくと、少なくともこれと同じことを英語話者の人が言った時に完璧に聴き取れるはずです。これは自分の脳内で英語の響きと意味をつなげることであり、小ネタを増やすことが英語の聴き取りにもプラスの効果が必ず出てくるはずです。
以上のようなレッスンスタイルなので、毎回生徒さんに言うことを決めて頂き、それを話してもらい、それに対してこちらから質問をして話に磨きをかけ、文法や発音、表現を適宜直させて頂くというフリートーク形式でやっていきたいと思います。テーマは趣味などのパーソナルなことでも仕事のことでもなんでもOKです。事前にどの程度準備しておくかは生徒さん次第になるわけで、これは私自身、今ドイツ語を学んでいる中で同じ問題に直面していて、正直そんなに予習に時間を割けない時もあるかと思います。従って同じような話が何度もレッスンで繰り返されることもありますが、不思議なもので何回も何回も繰り返していくうちに脳内にその内容が少しずつ刻まれていきます。なので、一回二回のレッスンですぐに効果が出なくても、繰り返すことで必ず上達していけるはずです。
★対応が難しい分野
キッズ英会話・資格試験対策
★レッスン可能時間帯
日曜日の午前9時~12時及び火曜日の20時~22時
それではよろしくお願いいたします。